「いつび」から

東京の下町に工房を構え、ゆるゆると織物を織っています。
制作しているのは概ね「ストール」。
和でも洋でもない、「いつび」らしい作品を求めて、一人で気ままに。
そんな「いつび」の織りと色の世界を楽しんでいただきたいと思います。

2020年12月31日木曜日

2020年締めの投稿

 激動の2020年が去って行こうとしています。2021年に積み残したものを沢山置いたままな感じですが・・・私たちは、引き続き大きな課題を乗り越えるべく2021年をスタートさせることになります。

2020年最後の投稿は、今年なかなか叶わなかった普通のことについて。年の最後にようやく実現し、大層嬉しかった出来事です。


日比谷公園散策。まあ、これは今年出来なかったことでもないのですが・・。12月に入ってもまだ紅葉が残って綺麗だったので。



心字池。冬備え。兼六公園並みです。








日比谷公園から、Tokyo Midtown を望む。







ここからが、今年特別に心に残ること。去年までは、何の躊躇もなく街歩きをし、お店に入って飲食していたのが、今年はどれくらい気にしながら行動したことか!

日比谷の「泰明庵」にも、今年は2回程度しか行かなかった。12月のこの時が確か2回目?しかも昼間のこと。


ヒラメと中トロ。それに定番の出羽桜。

期待した白菜漬けはなかったのが残念。






野菜天盛り合わせ。じゃんけん勝負!!








やりいか焼き。小ぶりで柔らかくとてもおいしかった。










〆はやっぱり、芹蕎麦ですよ・・・。
頻繁に訪ねていた時には感じなかった、何か有難い思いが、却って大切なのかもしれない・・・数ではないこと。人間は、欲張りだから。







日比谷に新しく出来たスポットに初めて足を踏み入れた。
「日比谷(OKUROJI)」という名前の路地。日比谷から新橋に抜ける、昔からあった
暗いさみしい路地が生まれ変わったらしい。


いくつものショップが軒を並べている。
2020年、経営的に大丈夫だったのかな?ちょっと心配に(笑)余計なお世話です。

ここは、はちみつ専門店。四国の方で採っているはちみつだそう。でも、やはり国産はちみつは高価です。




店内。はちみつは購入せず、アイスクリームを頂きました。おいしかった!



新橋までは到達せず、Uターンして日比谷に戻り、帰宅の途に。

2020年、大好きな外歩きも外食もままならず、思えば大きな公園やら道路やら人があまり密集しない場所をただ歩き回った感があります。来年は、少しでも改善されるよう・・・祈るばかりです。







2020年12月22日火曜日

忘年会ランチ

 コロナ大流行の中、足立区某所にて軽く「忘年会ランチ」開催されました。参加者は4名。和食のお店でしたが、コロナ対策は万全と思われる気の使い方。ディスタンスもばっちり。古民家利用の風情ある内装。快適に粛々と忘年会ランチを楽しむことが出来ました。



外観。ちょっとお金持ちな普通の家だったかな?というところ。






中は、昔の間取りを活かしつつもモダンに変えてあります。



ランチ一の膳?
奥左から、風呂吹き大根、お浸し、ズワイガニの霙煮(と聞こえたが、確信なし)。
手前左から、ごまみそ和え、スズキのお造り、だし巻き卵





二の膳?
ぶりの照り焼き、ニンジンカステラ、香の物、味噌汁、ご飯
  ご飯と味噌汁はお替り自由。









デザート。
最中の皮に、白玉、塩アイス、小豆餡、安納芋餡が入っている。







いずれも上品でおいしかったです。
板長は、「たん熊」で修業した方だそう・・・。鄙にもなんとか・・でしょうか?











2020年12月4日金曜日

シルクストール

 しばらくぶりでシルク糸を手に取りました。来年のワークショップで使う素材を何にしようか考えているのですが、2年の間で未だ使っていない素材はシルクです。私自身も、久しぶり。どんな感覚だったかな・・・

今回は、色違いで2本織ってみることに。


ブルー系とレッド系




先ずはブルー系のから。

経糸は、青、トルコブルー、青緑、シルバーグレー、チャコールグレー、黒2色、グレーの8種類の色を使っています。緯糸は、黒とトルコブルーの2色。







柄は・・よく見えないですが、菱斜文織のひとつ。






織り上がりです。






次は、レッド系。と言ってもオレンジがかかった赤ですね。経糸は、赤、濃いオレンジ、臙脂、シルバーグレー、黒2色、チャコールグレー、グレーの8色を使っています。緯糸には、黒と赤。










柄は、ブルー系と同じく菱斜文織のひとつ(ブルー系とは少し違う柄になっています)









織り上がりです。







(ブルー系、レッド系を一緒に撮影)
蛍光灯の光の加減で、赤がきつく、青が少し薄く写ってしまいました。
本物をお見せ出来ればよいのですが・・・・・

重さは、2枚とも75グラム。軽いです。








2020年11月29日日曜日

小石川植物園

 数日前、晴天に恵まれた木曜日。小石川植物園へと出かけました。人生初の場所。茗荷谷駅から徒歩10分くらいの場所。茗荷谷駅は、これまでキャリアコンサルティングの勉強で、筑波大学や御茶ノ水女子大学等に通うために利用したことがあるのに、小石川植物園には行ったことがなかった・・・(駅から反対方向ということもあるのかもしれません)。


入り口のプレート。歴史を感じます。






見事なススキ。










空が高く、秋らしい雲が流れて






    木漏れ日




この木は、「かりん」です。こんな大きな花梨の木は初めて見ました。沢山の実がなり、落ちています。




紅葉も終わり間近・・・
でも、まだ綺麗です。








このこんもりとした木は何でしょう‥
近寄ってみると、




竹でした・・・


久しぶりに沢山の木々の中を散策しました。
山の中でなく、都会の一画にこんなに広大な場所(植物園)があるのが不思議。
また機会があれば尋ねたい場所が出来ました。






























2020年11月24日火曜日

秋の上野恩賜公園

 勤労感謝の日(11月23日)、まあまあのお天気。久しぶりに上野恩賜公園まで散歩しました。入谷から両大師橋を越えると、あっという間に科学博物館から国立博物館前の噴水に到着。コロナ騒ぎの中、人出はいかに・・・・と思ったら、結構な人出。ちょっとびっくりでした。もちろん、室内ではなく、外ではありますが、それにしても予想外の人出でした。わざわざ電車に乗ってきた様子の方たちもいらっしゃって。


入谷から上野恩賜公園に至るための「両大師橋」の上から、科学博物館を臨む景色です。

上野駅の線路を跨ぐ橋が「両大師橋」です。





上野恩賜公園は、木々が沢山・・・ですが、銀杏の木が多いのか、紅葉も黄色が目立ちます。ここは、国立博物館前の銀杏の木。きれいに紅葉しています。








不忍池に向かう途中にある公園?の風景です。






五重塔を後ろに控えての紅葉。日本に生まれてよかったと思う・・・








こちらは、不忍の池の六角堂(弁天堂)。

人出も結構あるし、何より露店がいつも通りの態勢なのが気になりました・・・コロナ・・・大丈夫??








2020年11月21日土曜日

ワークショップのサンプル(3枚目)

 冬のワークショップ用サンプル3枚目が出来上がりました。素材はシルクウールで同じですが、色や大きさがそれぞれ異なるストールです。


使った色は、薄い黄色、赤、ピンク、オレンジの4色。

緯糸の変化を大きくしたので、場所によって印象が違っています。







ほら、こんなに・・・。上の部分は黄色が多く、下の部分は赤が多い。随分ニュアンスが違いますが、同じ一枚のストールです。








織り上がりです。










1枚目、2枚目とは全く違う雰囲気。
明るく可愛い感じの4色の糸を使ったのですが、完成したストールは、古風な大人っぽいものとなりました。