「いつび」から

東京の下町に工房を構え、ゆるゆると織物を織っています。
制作しているのは概ね「ストール」。
和でも洋でもない、「いつび」らしい作品を求めて、一人で気ままに。
そんな「いつび」の織りと色の世界を楽しんでいただきたいと思います。

2020年10月27日火曜日

色糸効果・・・というカテゴリで

 手織りの組織図辞典を参考にして、習作を作っている昨今です。今回は「色糸効果」のバリエーションから。2色の糸の組み合わせで織っていくものです。組織は単純ですが、色の組み合わせで柄が複雑?になるらしい。



使用した糸は、ラムウール。色はチャコールグレーとペパーミントグリーン。写真ではペパーミントグリーンが上手くでていませんが・・・。


織り上がり。縮絨もすんでいます。ラムウールの糸を使ったためか、どこかツイードのスーツ地のような風合いとなりました。しっかりした織り上がりです。











男性向け?でも、女性が明るめのコートに合わせて使うのも良いかも。














(おまけ)
秋も深まり、猫のうたたねも様になる季節です。

トーストみたいなクッションの上でうたたねするナナン。

2020年10月19日月曜日

紋レップ織り

 今回の習作は、「紋レップ織り」。浮き織りの変形バージョンだそうですが、凸凹が浮き上がって(浮き織りだから当然ですが)、紋の連続がちょっとぞわぞわして私は苦手な柄でした。ただ、間違っていなければ・・・の話です。(浮き織りというか、ハニカムというか・・・)


使った糸は、ラムウール。経糸の深い青と緯糸の強いオレンジ色の組み合わせの妙で、玉虫色のように見えるのが綺麗です。見る角度によって色が微妙に変化します。











フラットに写すとオレンジが勝って見えます








(築地~新富町探訪)

先日、新富町界隈を歩きました。築地や新富町は、歩いたことがあまりないのでランチがてらブラブラと。


候補のひとつ。躍金楼。100年以上の歴史がある料理やさんだそうですが、カウンターでランチなら、1500円くらいで食べられるようです。ちょっと覗いてみたところでは、なかなか雰囲気のあるお店でした。次回、是非。







今回は、十割蕎麦の「はたり」でランチです。

新蕎麦を打ち始めたというのひ魅かれて。




初めに日本酒を少々。あては板わさと江戸前のだし巻き卵。


〆は、十割蕎麦のもり。写真撮り忘れました(汗)。食い意地がはっているので、よくあることですが、食べるのに夢中で肝心なものを撮り忘れます(笑)












2020年10月10日土曜日

ノット織り(ノッティング)

 予てから、二宮の先生のところに習いに行きたいと思っていた「ノッティング」。普通の織りとは違う印象があったので、小さめのマットを作ってみたいという動機から。タペストリー様のものも作れるのかな?・・と、やったことがないのでいまいち分からず。とはいえ、コロナ禍で、二宮の地にはいまだ足を踏み入れられず、YouTubeでノッティングの織り方を見つけたのでそれを参考にして実践してみた。前後の説明がないので、正しいか間違えているかはわからないけれど、それらしいものが出来上がったので、本人は満足!


経糸は、恐らく綿か麻の太目でしっかりしたものを使えばよいのだろうと、手元にあった麻の糸を張る。
緯糸は、ウールの極太糸。これも手元にあったもの。トライアルですからね、あるものでやってみます。





完成した(つもり)がこちら。
ループ状になっていたのをカットして、毛足の長いマット状のものが出来上がりました。










これで良いのかな?切り離して、端の始末をすれば、座布団?2枚出来上がり。



2020年10月4日日曜日

東京スカイツリー

 10月に入り、GO TOトラベル企画に東京も加わり、観光シーズン到来という雰囲気がようやく出てきたような・・。いつびの工房では、「菱斜文織」のストールが完成し、ほっと一息。



綺麗に織り上がりました。実物は、写真よりもう少し黒みがかった赤なので、もっとシックな感じです。

次はどんな習作に取り掛かるのか??今、考え中。






10月4日まで、「東京スカイツリー」入場料金が半額ということなので、9月29日、一足早いGO TOトラベル!!都内観光に行ってきました。東京スカイツリーは、建設途中に一度足を運び、あまりの大きさにびっくりした記憶がありますが、オープンしてからは訪れていませんでした。生活圏内にいつもそびえ立っているものだし、わざわざ・・・という気持ちもあり。とはいえ、8年経ったのですね。

平日ということもあり、予想よりずっと人出が少なく、快適に見物できました。ラッキー!



桜橋を見下ろして・・・。

意外と近くに見えるのにちょっとびっくり。







ジオラマのように、関東平野全体が見渡せて、気分良いです。それでも、想像していたよりも高所という感覚がなかったのが不思議。窓ガラスに何か秘密があるのかな??