「いつび」から

東京の下町に工房を構え、ゆるゆると織物を織っています。
制作しているのは概ね「ストール」。
和でも洋でもない、「いつび」らしい作品を求めて、一人で気ままに。
そんな「いつび」の織りと色の世界を楽しんでいただきたいと思います。

2020年11月29日日曜日

小石川植物園

 数日前、晴天に恵まれた木曜日。小石川植物園へと出かけました。人生初の場所。茗荷谷駅から徒歩10分くらいの場所。茗荷谷駅は、これまでキャリアコンサルティングの勉強で、筑波大学や御茶ノ水女子大学等に通うために利用したことがあるのに、小石川植物園には行ったことがなかった・・・(駅から反対方向ということもあるのかもしれません)。


入り口のプレート。歴史を感じます。






見事なススキ。










空が高く、秋らしい雲が流れて






    木漏れ日




この木は、「かりん」です。こんな大きな花梨の木は初めて見ました。沢山の実がなり、落ちています。




紅葉も終わり間近・・・
でも、まだ綺麗です。








このこんもりとした木は何でしょう‥
近寄ってみると、




竹でした・・・


久しぶりに沢山の木々の中を散策しました。
山の中でなく、都会の一画にこんなに広大な場所(植物園)があるのが不思議。
また機会があれば尋ねたい場所が出来ました。






























2020年11月24日火曜日

秋の上野恩賜公園

 勤労感謝の日(11月23日)、まあまあのお天気。久しぶりに上野恩賜公園まで散歩しました。入谷から両大師橋を越えると、あっという間に科学博物館から国立博物館前の噴水に到着。コロナ騒ぎの中、人出はいかに・・・・と思ったら、結構な人出。ちょっとびっくりでした。もちろん、室内ではなく、外ではありますが、それにしても予想外の人出でした。わざわざ電車に乗ってきた様子の方たちもいらっしゃって。


入谷から上野恩賜公園に至るための「両大師橋」の上から、科学博物館を臨む景色です。

上野駅の線路を跨ぐ橋が「両大師橋」です。





上野恩賜公園は、木々が沢山・・・ですが、銀杏の木が多いのか、紅葉も黄色が目立ちます。ここは、国立博物館前の銀杏の木。きれいに紅葉しています。








不忍池に向かう途中にある公園?の風景です。






五重塔を後ろに控えての紅葉。日本に生まれてよかったと思う・・・








こちらは、不忍の池の六角堂(弁天堂)。

人出も結構あるし、何より露店がいつも通りの態勢なのが気になりました・・・コロナ・・・大丈夫??








2020年11月21日土曜日

ワークショップのサンプル(3枚目)

 冬のワークショップ用サンプル3枚目が出来上がりました。素材はシルクウールで同じですが、色や大きさがそれぞれ異なるストールです。


使った色は、薄い黄色、赤、ピンク、オレンジの4色。

緯糸の変化を大きくしたので、場所によって印象が違っています。







ほら、こんなに・・・。上の部分は黄色が多く、下の部分は赤が多い。随分ニュアンスが違いますが、同じ一枚のストールです。








織り上がりです。










1枚目、2枚目とは全く違う雰囲気。
明るく可愛い感じの4色の糸を使ったのですが、完成したストールは、古風な大人っぽいものとなりました。


2020年11月16日月曜日

ワークショップのサンプル

 2020年もあと2か月を切ってしまいました。ワークショップも12月の1回を残すのみ。本年最終回は、参加者皆さんお気に入りの、シルクウールの糸を使うことになっています(皆さんからのリクエスト)。1本取りで、薄手のストールをとのこと。

早速サンプル制作。しばらくの間、自分の勉強のために「習作」と称して「組織図」を参考に色々な織りをしていたので、久しぶりの「平織」帰りです(笑)

(1枚目)

今回は、幅の異なるものを3本織ることにしました(最初からそう考えたのではなく、結果的に)。

使うのは、5羽の筬。経糸160本。色は、グレー、濃い緑、黄色、黒の4色。参加者があまり使わない糸達。言わば「余っている」糸を使って。







機に掛かっているときの写真です。

経糸に使った4色のうち黄色以外を緯糸に使いました。








完成。経糸の黄色が効いていて、縦縞感が出ています。




(2枚目)

今度は、5羽の筬は同じ。経糸200本。

紺色、トルコブルー、濃い緑、青緑の4色。

皆さんが大好きな色合い。








緯糸は、紺色と濃い緑の2色しか使いませんでした。













完成!幅が広め。海のような色合い。





3枚目は、現在制作中なので、完成したらアップします。
色は、赤、黄色、オレンジ、ピンクを使っています。ちょっと怖い組み合わせですけど。
「平織」の醍醐味は、色の組み合わせにあると思います。シンプルなだけに、色で様々なニュアンスが表現できます。今回の3枚は、サンプルなので、ごくシンプルを心掛けました。



2020年11月11日水曜日

習作(シャドーウィーヴ)

 色糸効果の中の「シャドーウィーヴ」。前回は2本取りだったので、今回は1本取りでの練習。

シルクウールの糸を使って。細いから・・・・時間かかりそうです。


黄色と紫をチョイス。色の違いで柄が良くみえるかな?と思って。






整経したところです。

これから荒筬通し開始。









機に掛かっているときは、こんな感じ。もう、紫も黄色もわからない・・・









こちらが完成品。力作!!














光の当たり方で、柄の見え方や色が変化します。細かい作業でしたが、間違えないように緊張して作業するので、飽きることはなかった・・・






2020年11月3日火曜日

色糸効果(シャドーウィーヴ)

 今回の習作は、色糸効果のバリエーションから、シャドーウィーヴ。名前に魅かれて織ってみました。何か影が効果を出すような出来上がりになるのかな?

糸は、シルクウール(細いので2本取りで)。色は、赤と緑青の2色。


整経したところです。










機にかかっている状態。織り始めて、踏む順番に慣れるまでちょっと時間がかかりましたが、慣れてしまえばすいすい進みます。








完成!縮絨も済んでいます。








2本取りで織ったので、しっかりした織り上がりとなりました。確かに、折柄の影?の部分が光の当たり方で不思議な色味になって見えるようです。次は違う色の組み合わせで織ってみようかと思っています。