「いつび」から

東京の下町に工房を構え、ゆるゆると織物を織っています。
制作しているのは概ね「ストール」。
和でも洋でもない、「いつび」らしい作品を求めて、一人で気ままに。
そんな「いつび」の織りと色の世界を楽しんでいただきたいと思います。

2022年12月21日水曜日

デンマークの糸を使って

 10月、11月のワークショップでデンマーク製の糸を使ってみたのですが、思ったより使いやすく、細目の糸なので平織りでも凝った織りが出来るという点でもなかなか良い感触を得ました。ワークショップが一段落した時点で、「綾織り」でこの糸を使ってみようという気分になりました。


一枚目。平織りで織ったものと比べて、光沢感が出るというのは想像通りでした。質感も違って、どちらが良いということではないのですが、厚みのあるしっかりした織り物の感じ。







ぼんやりとした色味なので、はっきりしたものにはなりませんね・・・






頑張って、青色と紫を活かした組み合わせにしてみました。








3色、4色、織り交ぜて楽しめる糸です。

ぼんやりしているところも、違和感なくあってくれる感じ。


2022年11月30日水曜日

11月のワークショップ

 11月末になってもまだまだ冬の実感がないという不思議な2022年。

今年のワークショップも残すところ2回となりました。

11月は、この季節だから織りたい太目のメリノウールをつかった可愛いマフラーです。


以前、ブログにアップした(4つ編みの房が特徴の)マフラーをワークショップバージョンにしました。






色は、赤系と青系の2パターン。

今回糸はセットにしました。






ワークショップ風景です。これはブルー系かな?





経糸をかけ終わって、みなさん自宅で続きを織ります。
12月は織り上がりを持ち寄り、さて、いよいよ4つ編みの房づくり。
12月は2時間で終了。ランチで忘年会の予定です(笑)


2022年10月31日月曜日

「羊毛フェルトで猫を作る」講座体験記

 別件で訪れた中央区区立社会教育会館。偶然見つけた「羊毛フェルトで猫を作る講座」。

一度はちゃんと羊毛フェルトを習ってみたいと思っていたので、全6回通えるかを確認してから申し込みました。



こちらがチラシ







こういうのが作れるの????









先生が用意してくれたサンプルの数々。
こんなの作れるのか??不安でいっぱいです。

顔だけでも様々な工程があります。








制作過程色々困難もありましたが、先生の巧みな指導で、なんとか作り上げました!
白い子猫・・・

全6回の講座で、ここまで出来ると思っていなかったので、達成感半端ないです(笑)






参加者の作品たち(一部です)。

私のは左から2番目。みんな違って、個性があって、可愛い猫が出来ました。






実は上記猫は5回目で完成し、最後の6回目は、フレームに入った猫の顔を作りました。
下準備を家でして、講座で完成させるというハードなものでしたが、なんとか・・・
充実した講座でした!!




2022年10月3日月曜日

東京スピニングパーティー

 10月1日と2日の二日間、横浜産貿易マリネリアで「東京スピニングパーティー」が2年ぶりで開催されました。もちろん!行ってきましたよ。

当日2日は少し暑めの秋晴れで、最高のお天気でした。


入口。楽しみに待っていた人たちが沢山集合していました。午前中600人、午後600人の人数制限もあり、事前予約も必要なのでちょっと手間ですが・・・








入ったところに大きな「ゲル」が。

今回の何かコンセプトなのか?とも思いましたが、よくわからなかった(💦)





いつもラムウールを購入している「手織り工房タリフ」さんのブース。






私の機もこちら「きつつき工房」で作られたものです。

高機の体験もやっていました。結構人が集まり、人気のブース。ちょうど人が途切れたところでパチリ。




久しぶりに「風来坊」さんに遭遇。



相変わらず素敵な草木染の糸が並んでいました。

糸屋さんがなくなっていくので大変という話。国産の糸はなくなってしまうのか?




冬に何か作る?ために新作のもこもこ太目の糸を購入。











様々、色とりどりのお店があります。今年は道具を扱うお店が多く出ていたような・・・





収穫物。スピンドル2本とフェルトのブローチ2点。その他・・・・






スピニングパーティーは、本当にわくわくする場所です。

この日のランチは、「SCANDIA」で。





がっつり、ビーフソテー








そして、ホットコーヒー。マグカップがたっぷりでよろしい(笑)

2022年9月27日火曜日

8月ワークショップの制作作品

 8月のワークショップで、シルクウールの細い糸2本どりでの制作をしましたが、参加者の皆さんの織り上がった作品をご披露します。


当日の経糸を張る風景







秋らしい色合いに仕上がりました。経糸に凝る、今回のテーマでしたが、やはり結果はよく表れますね。素敵な作品です。






オレンジ色は上に掲載した作品と同じ色ですが、他は違う色を選んでいます。特に紺色?藍色?の部分が効果的に出ているな~と感心。

2022年9月19日月曜日

8月のワークショップ(備忘)

 9月も半ばになろうかというところですが、8月末のワークショップを上げるのを滞らせていたのに気付き、いまさらながら備忘のためにアップします。


8月は、シルクウールの細い糸を使いました。







経糸は2本どりで。色を様々に組み合わせて複雑な表情をだしてみます。







色は4色くらいですが、組み合わせによって表情が変わるため、沢山の色が入っているように見えます。







手持ちの余っていた糸も使って。










経糸を張り、緯糸を十数センチ入れたところでお時間となりました。残りはご自宅で。
完成品、楽しみです。




2022年8月12日金曜日

酷暑の中、メリノウールを織る!!

 一昨年、フェルトに凝ったときに使ったメリノウールの糸が沢山余っているのを、何とかしなきゃ、しなきゃ、と思いつつ、2年が経過。

何を思ったか、この暑い中件の糸を持ち出して、平織りの布を織りました。これは、冬にひざ掛けにしようかと思っています。


経糸。極太まではいかないものの、太目の糸です。









緯糸を経糸で使ったブルー系の糸を使って、あまり派手にならないように色を抑えて。








織り上がりです。経糸2本ほど遊んでみませいた。ちょっとしたアクセントになったかな?今回の目玉は、フリンジです。よせばいいのに4つ編みしてみました。時間がかかりますが、可愛いです。





フリンジがインパクト強く、ひざ掛けにはもったいないかな?と思い始めています。

2022年8月5日金曜日

7月最終日のワークショップ

 7月のワークショップは最終日。猛烈な酷暑の中、頑張りました。


テーマは、緯糸に黒一色の綿糸を使って織るストール。

使ったのは、経糸:リネンウール、シルク。

緯糸:コットン




室内は快適な温度ですが、皆さん汗だくになっての経糸張りは、いつも同様。






どんな分量で糸をいれるか、悩むところ







緯糸が黒一色なので、経糸は明るめの糸を張りましょう。







朝10時から午後3時までの4時間で、経糸を張り、綜絖通し、織り始めて10cmくらいまでできました。皆さん手早くなりました!!

2022年7月11日月曜日

7月のワークショップ

 今月は、7月早々からワークショップの準備にとりかかることが出来ました。これは、何をするかが決まっていたというのが大きかったと言えます。だいたいが、何しよう~~???から始まるので、ギリギリになる・・という図式ですが。

ラッキーなことに6月からの引き続きに近いテーマなので。


経糸には、シルクウール、コットンウール、リネンウール等の異なる素材の糸をミックスして張り、緯糸は黒いコットン糸だけで織りあげました。

黒い色は、経糸の派手さを抑え、シックさを増すようです。






平織りながら、糸それぞれが持つ面白さを出すように組み合わせてみたり・・・

見本なので・・・






(久しぶりにおまけ)


UNIQLOでまとめ買いしたポロシャツに、アップリケ+刺繍をしてみました。

2022年6月30日木曜日

おもちゃとは言え

 スピンドルで太めの糸を紡ぐ練習をしていると、20グラムくらいの量の可愛い色の糸がたまってくるのですが、何に使おうか?というのが悩ましいところ。

先日、ドイツ製のおもちゃ(?)の手織り機を発見!少量の糸なら、こういった小さい機で織ってみるのも面白いかな?と、やってみました。


おもちゃだけれど、平織りがちゃんと織れます。

経糸には、少量余っている糸達を使い、緯糸に手紬の糸を使います。







様々な色が混ざり合って、楽しい。









あっという間に、4枚織れました。

さて、これをどうするか?縮絨でもしてみようかしら?