「いつび」から

東京の下町に工房を構え、ゆるゆると織物を織っています。
制作しているのは概ね「ストール」。
和でも洋でもない、「いつび」らしい作品を求めて、一人で気ままに。
そんな「いつび」の織りと色の世界を楽しんでいただきたいと思います。

2022年6月30日木曜日

おもちゃとは言え

 スピンドルで太めの糸を紡ぐ練習をしていると、20グラムくらいの量の可愛い色の糸がたまってくるのですが、何に使おうか?というのが悩ましいところ。

先日、ドイツ製のおもちゃ(?)の手織り機を発見!少量の糸なら、こういった小さい機で織ってみるのも面白いかな?と、やってみました。


おもちゃだけれど、平織りがちゃんと織れます。

経糸には、少量余っている糸達を使い、緯糸に手紬の糸を使います。







様々な色が混ざり合って、楽しい。









あっという間に、4枚織れました。

さて、これをどうするか?縮絨でもしてみようかしら?

2022年6月18日土曜日

6月のワークショップ

 6月のワークショップのテーマは、「異なる素材の糸を使って織る夏のストール」です。

サンプルがようやく織り上がりました!今回使用する素材は、リネンウール、コットンウール、コットンシルク、変わり糸、の4種類です。参加者には、この4種類の素材を全て入れて(分量はお好みで)織っていただきます。


色はそれぞれ沢山用意してありますが、私は、この4種類を選びました。
ピンクとグリーンがリネンウール
卵色はコットンシルク
紫がコットンウール
あとはピンクっぽい変わり糸です。







織り上がりがこちら。
ご覧になれば分かる通り、サンプルらしく組み合わせを色々変えて織っています。









綺麗に撮ってみました(笑)


2022年6月9日木曜日

シルクと手紡ぎ糸(ウール)のコラボ

 梅雨に入り、蒸し暑かったり肌寒かったり、安定しないお天気が続きます。

そんな中、スピンドルで200グラム紡いだ糸(羊毛)を何とかしなくちゃと、昔買ったシルクの変わり糸と合わせてストールを織ることにしました。


スピンドルを使って紡いだウールの糸。紫濃淡、グリーン濃淡の4色を使っています。






シルク糸は経糸に。

結構派手目な黄色をメインに、赤、グリーン、トルコブルーを少々。

緯糸のトーンが暗いので、そんなにド派手なものにはならないでしょう。




織り上がり。







「曲がり斜文織」です。

初めて織ってみましたが、曲線に見え、でこぼこした感じになりました。

経糸に使った黄色いシルク糸の光沢が良い感じで見え隠れしています。




ちょっと綺麗な爬虫類の皮膚みたいです。

(例えがあまり良くないか・・・・)

ずっしりとした重量感のあるストールです。

きっと、冬暖かいかと・・