「いつび」から

東京の下町に工房を構え、ゆるゆると織物を織っています。
制作しているのは概ね「ストール」。
和でも洋でもない、「いつび」らしい作品を求めて、一人で気ままに。
そんな「いつび」の織りと色の世界を楽しんでいただきたいと思います。

2024年4月7日日曜日

2024年のお花見

 2024年は、例年より少し遅れての桜開花となりました。

咲けば桜を見に行きたくなるのが人情?

今年は、メッカの浅草や上野を避け(通常でも人出が半端ないのに、外国からの観光客が押し寄せていることは想像に難くないので)、人形町界隈に出かけました。

人形町緑地から浜町公園へ。隅田川もたっぷり水を湛えてゆっくり流れているのを眺め、しばし日常から解き放たれた時間を過ごしました。


人形町緑地。ソメイヨシノ沢山の遊歩道。


















浜町公園。

桜もですが、柳等若葉の緑が桜の色と相まってとても清々しい景色です。



















隅田川から東京スカイツリーを望む。
















ランチは、「魚久」にて。変わらずおいしかった!!

2024年3月30日土曜日

3月のワークショップ

 桜の開花の便りが届き、荒天続きだった空も今日は晴れ渡り、しかも暖かい!!

3月最終日のワークショップは、シルクウールを使って技ありのストールを織ります。



見本はこちら。








千鳥格子っぽい柄を入れて、技ありの平織りです。

シルクウールの柔らかい手触りと光沢がとても良く、上品な一枚となりました。

2024年3月5日火曜日

2月のワークショップ


3月に入りましたが、2月のワークショップについてアップを忘れていたので、今頃の作業となりました。
2月は、以前(確か去年のスピニング・パーティー)「風来坊」さんから購入してあった藍染のリリヤーンを使って織るというのをテーマにしました。
そもそも購入量が少なかったので、今回限り!!単価も安くはないので、デンマークのコットンウールとの合わせ技にしました。



 なんだか懐かしい色合いです。










リリヤーンは緯糸だけに使っています。

2024年1月15日月曜日

2024年が始まりました!

 本日、1月15日・・・かろうじての松の内。

今年もボチボチとブログアップをしていこうと思います。フェイスブック、インスタグラムにも足を突っ込んでいるので、ブログはちょっと敷居が高い今日この頃。お手軽でない分、しっかり掲載出来る感じもするので、少しずつでも続けたいというのが今年の抱負。

年末年始の空き時間を使って編んだベスト。


鉤針編みです。後ろ見ごろを少し長めにしました。

いや、実は、毛糸が足りなくなったので急遽の策です。








使用した毛糸は、数年前に風合い工房の森田先生から分けて頂いた羊毛をブレンディングして紡いだものです。






黄なり、茶色、紺色の羊毛をブレンドして紡いだ糸。






それと、袖ぐり、裾は、メリノウールの羊毛を手紡ぎした糸を使いました。


2023年12月15日金曜日

12月のワークショップ

 師走。いよいよ2023年もあと少しで終わります。

ワークショップも納めとなります。

12月は、手紡ぎの糸を使って、素朴なマフラーを織る予定。サンプルも出来上がりました。


使用する糸達。

左が手で紡いだメリノウールの糸。

右の3個はラムウールの糸。





織り上がりです。経糸はラムウール、緯糸には手紡ぎの糸とラムウールの糸を使いました。






単純ですが、ちょっとだけ手間をかけた織り方です。

ちょっと首に巻くのにピッタリ!

2023年11月16日木曜日

11月のワークショップ

 あれよあれよ、という間に、今年もあと2回のワークショップを残すのみとなりました。

11月は、近いけれど異なる糸を使って織ってみようかと考えています。

ちょっとした小技も使って・・楽しい織りを。


シルク紬の糸とシルクウールの糸を使って。

経糸はシルク紬で、緯糸にシルク紬とシルクウールを使います。

アクセントに手紬した太目の糸を織り込みます。






こんな手で紡いだ太い糸を使います。







織り込むとこんな感じになります。

2023年10月15日日曜日

9月、10月のワークショップ

 酷暑の8月はワークショップもお休みでした。

英気を養い?9月は特別難しい「三色交差」織りにチャレンジです。

緯糸に三色の糸を織り込んでいく織り方ですが、慣れるまでなかなか難しい織り方です。

とにかく時間がかかるので、9月、10月の2回をかけて織りあげます。


経糸は、青、淡い黄色、赤の三色。

緯糸は緯糸で使った三色にプラス二色の五色を使っていこうかと。





織り上がりです。

沢山の色が入っているように見えます。






手間の掛かる織り。

大変ですが、完成すると達成感がかなりあります!